特許第5557054号 路面性能確認試験 路性証第2618号
■平成26年度 路面性能確認試験結果(一般財団法人土木研究センター)
試験項目 | 認定範囲 | 実施時期 | 確認結果 |
---|---|---|---|
距離測定精度 | 距離測定値±0.3パーセント以内 | 夜間 | 合格 |
ひび割れ測定精度 | 幅1㎜以上識別可能精度 | 夜間 | 合格 |
わだち掘れ測定精度 | わだち掘れ深さ±3㎜以内 | 夜間 | 合格 |
平坦性測定性能 | 平坦性±30パーセント以内 | 夜間 | 合格 |
これまでの舗装面の性状を調査する技術では、高機能舗装のひび割れは検出しづらく、検出精度が問題となっていました。そこで、「高機能舗装のひび割れも高精度で検出可能」を目標に、平成20年にイーグルの開発はスタートしました。
当初は高機能舗装の撮影ノウハウなど全くなく、日々手探りで試行錯誤を重ねました。ダブルキャブトラックに手製の櫓を組んで、撮影に適したカメラやレンズ、照明の種類による撮影精度の影響などの検証を、失敗を繰り返しながらコツコツと続けました。特に照明は撮影に大きく影響したため、特殊なライン照明を採用し、この照明技術は特許を取得しています。
その後、路面撮影技術は、トンネル撮影への技術応用などの検討を経て、平成25年6月、ついに高精度で路面や道路付属物を計測できる日本で唯一の多目的調査車両「イーグル」が誕生しました。
この測定技術は多目的に応用でき、高速道路以外の場所でもますます活躍の場を広げています。今後もさらに改良を重ね、よりいっそうの技術向上を目指していきます。