事務的な仕事と現場の仕事の両輪
現在の仕事内容
香川県の高速道路の舗装補修工事とのり面補修工事の施工管理業務を担当しています。
高速道路の点検結果をもとに補修する箇所が決まると、工事費用の積算や図面を作成し、工事業者に発注をします。
工事現場での品質管理や安全管理も計画課の仕事。施工は高速道路の本線を片側車線ずつ規制して行います。規制はしているものの一般車両が施工エリアに間違えて侵入する恐れもあるため、安全管理は重要な業務です。作業員に走行している一般車両に顔を向けて作業するよう指導するなど、細かな点にも注意を払っています。また、施工エリアに転がる石が一般車両に飛んで被害が及ばないように、施工前や施工中の養生や清掃も安全管理の一つです。
計画課は、書類作成のような事務的な仕事と、施工管理のような現場での仕事の、2つの面があります。書類作成は現場での施工手順や使用する機械等を知らなくてはできません。時間を見つけては現場を見に行ったり、上司に教わったり、また道路工事の動画を閲覧したりと知識を深めていきました。日頃から疑問に感じたことは質問し、気づいたことを書き留めておくことも心がけています。
トラブルへの対処が自信につながる
仕事のやりがい
施工現場では思わぬトラブルが発生することがあります。
たとえば、舗装工事は1週間晴れることを前提に工事を進めていますが、梅雨の時期は天気が変わりやすく、突然雨が降ることもあります。雨が降ると舗装合材の温度が下がるなど、品質に影響を及ぼします。雨の状況次第では作業を中断し、水が溜まらないように保護をするといった臨機応変な対応が求められます。舗装工事を開始すると通常は一週間で仕上げなくてはなりません。突然の雨で遅れたスケジュールの再調整も必要です。トラブルが発生したときにすぐに対処できたときは、やりがいを感じる瞬間です。
四国の道づくりで地域貢献したい
入社のきっかけ
大学では応用理学を専攻し、地盤の研究をしていました。たとえば、建物の地盤が液状化しないようにするためにはどうしたらよいかなど実験を重ねる日々。研究に携わるうちに地盤の奥深さに夢中になりました。一方で土地利用の計画や都市施設の整備といった都市計画の分野にも興味を持っていました。地盤と都市計画、両方の分野が重なる仕事が、今の「道づくり」に関わる仕事だったと思います。もともと四国出身であり、学生時代も過ごした四国で「道づくり」に貢献したいと入社を決めました。計画課は男性社員が多く、現場作業も多いイメージがあり、入社前は続けられるかどうか不安でした。入社してみると上司がとても優しく、働きやすいように気遣ってくれました。現場では休憩を定期的に取ってくれるため、安心して仕事ができます。最近は女性技術者も増えて、男女ともに働きやすい環境になっています。当社は様々な部署があるので、これから経験を積んで自分の得意とする分野を見つけて活躍したいです。